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知人から頂いたDVDを観た。映画「ロッキー」は、第1作は名作だと思うがそれ 以降は、米ソ対決みたいなノリになってしまっていて、興味を失なっていた。 しかし、この"FINAL"と銘打った作品は中々良かった。ストーリーは年老いた ロッキーがもう一度リングに復帰し、現役のチャンピオンと闘うというもの。 設定自体は現実にフォアマンがかなり年をとってから復帰した例もあるので違 和感はないし、リングに復帰するまでのある意味ベタな前振りも悪くない。と いうか、ロッキーという映画はリングの中での決闘そのものよりも、こういう リングに上がるまでの物語によって成立していたことを再認識させられた。唯 一、勝負の結果が判定という筋書きだけはいただけないと思う。やはり、どち らかが倒れるストーリが観たかった。
題名から想像するに 国家と歴史篇 と対になるもの(シリース?)のようだが、こちらも先のものと同様、随筆であ るし、僕自身がリーダーでもないので本当にさらっと読める。
P.23 近代の帝国は植民地が次々と独立したことで帝国ではなくなったが、最後まで 離反がなかったローマは、帝国として滅亡したのだった。 P.193 政治家にとっての「野心」は、やるべきことと信じたことをやること、につき ます。 一方「虚栄心」とは政治家の場合、良く思われたいこと、ではないかと思いま す。
ローマ後の地中海の海賊の話 で、主に西地中海のキリスト教世界 vs. イスラム教世界を綴った次は 東地中海でのキリスト教世界 vs. イスラム教世界の話。つまり十字軍のシリーズ が始まるようだ。この本はその第0巻的な位置付けで、絵とその簡単な解説か らなる。絵をじっくり時間をかけて読んでいくことがなければ、さらっと読み 終えてしまえる本である。これでざっと十字軍の歴史をなめることができるの で、今後の十字軍シリーズの予習的な位置付けかな。
江戸末期にカメラが日本に入ってきてから、どのような"エロ写真"が撮られ、 そして流通していったかを述べた本。エロ写真といえども、いやむしろエロ写 真だからこそ、その当時の日本の風俗や社会史と無縁ではないことが非常によ くわかる本だった。日本でカメラが大衆化しはじめたのが、大正末期〜昭和初 期だったらしいが、その動機の大きなひとつが自分でエロ写真を撮りたいといっ たものであったようであることなども、後のビデオデッキの普及などと似て面 白い。やはり、エロは強し。"インターネット"が普及したのだって、相当程度 エロの力が働いていたんだろうなあ。
行こう行こうと思っていて、気付いたら明日が最終日だということを知ってあ わてて観に行った。 今回も戦争、テロ、民族対立といったテーマの写真も多かったが、それ以外の 一枚の写真そのものには強烈なインパクトはないけれども、見ているうちにじ わじわと色々考えさせられてくるようなドキュメンタリーチックとでもいうの か、そういう静かな写真もそれなりにあって良かったと思う。パリのシャンゼ リゼでホームレスのふとんが干されている写真や、中産階級が世界的に増えて きていることの一例としてモザンビークの家族のピクニック写真などは、写真 それ自体を見ただけではよくわからないけれど、(報道写真なので)キャプショ ンを読みながら写真を見ていくと楽しめた。
世界報道写真展2010 を観に行ったら開催されていたため、観てきた。特に好きな作家とかではない が、いろいろなテーマを作って写真が展示されていた。やっぱりコンセプトは 云々みたいなプレゼン(もちろん解説を読むだけでも良いのだけれど)がないと 僕のような凡人にはよくわからないや。
こちらもついでに観てきた。 展示されたものは、全て東京都写真美術館の収蔵作品で、その中のヌード写真 を取り上げたもの。下岡蓮杖の(おそらくいわゆる写真史的な言い方でいうと ころの)横浜写真の名刺判が現代の日本人である僕にとっても外国人が珍しい 異国の模様を眺めている感がして面白かった。
読み始めたときは、 銃・病原菌・鉄 や 文明崩壊 のジャレド・ダイアモンドの著作を思い出したが、彼の著作に比べるといま一 歩踏む込みが足りない感じでもの足りなさが残った。気候変動と人類の歴史的 事件が間接的に関連しているという主張の本であるけれど、そのあたりの踏み 込みが今一である。そうであると言われれば、そうかなと思う程度にしか書き こみがなされていない。学者である著者の謙虚さであるのかもしれないけれど。
バルナック・ライカ(II型)をプレゼントされた。
製造号から調べてみると、どうやら 1932年製 のようだ。 とても80年前のものとは思えないほど、外見は綺麗に保たれている。途中でい ろいろメンテナンスされていたのだろうか。最もストラップリングのないカメ ラなので、いわゆる速写ケースに入れられて保管・使用されていた様子である。 これが、良好な外見のコンディションを保つことができた理由かもしれない。 僕はライカのことをよくはわからないけれど、外見も非常に綺麗で、(設定通りの速度が出ているのかは不明だが)シャッ ターもちゃんと切れる。まだフィルムを入れて撮影していないので、きちんと 写るかは不明ながら、早く撮影してみたい。
パムクの作品。奴隷となったヴェネツィア人の「私」とトルコ人の「師」。二 人の外見はうり二つである。最後には入れ代わり、師はイタリアで「私」とし て生き、「私」はトルコで「師」として生きる。自我の物語なのだと思う。少々 読みにくいもしくは、退屈に感じる部分もあった。案外甘ったるい恋愛小説が 嫌いではない私は、男性ばかりだったこの小説より 雪 KAR の方が好きだ。
予約していたので、21日の発売日前だれど送付されてきた。ついに復刻。 オークションでオリジナルの価格高騰を見て溜息しかつけなかった私にとって は、とてもうれしい。 装丁などはオリジナルとは違うが、以前「The Japanese Box」と題してドイツ の出版社から復刻されたものは、値段の高さもさることながら、紙がテカテカ していてオリジナルのプリントとは全く質が異なり食指が動くようなものでは なかった。しかし、今回の復刻版のプリントは、紙の質なども含め素晴しい。 これで東京都写真美術館の図書館へこの作品だけを観るために通う 必要がなくなった。